歌手:
白黒キネマ
专辑:
《白黒映画》虚勢を張る僕等は
不実な夢を揭げた
大人達に連れられ
瞳を犯されながら
曀せ返る雑踏に
声は踏み潰された
耳を塞ぎ 背を向け
初めて社会を知った
何もわからなかった
僕は一人此処で立ち止まって
何をすべきか一人考えた
のうのうと無様に歩いて
あの日の面影を抱いた
走り出した
とめどなくままに
流れる淡い過去を
此処で僕は捨て去ることなんてできず
たちつくし泣いた
錆びれた、あの公園
ひとりブランコをこぐ
落ちる夕日を見つめ
明日が来るのを
まっ
て
い
た
同情の渦の中に人が
飲みこまれ見下されていく
俺は犬に成り下がるのか
あいつらのようになりたくない
何もできずに無力に終わるのか
泣き叫べ
しがらみのない
世界などありませんか
愛を失くし愚かな俺は
明日を信じ、産声を上げ
希望さえ持つことが僕には怖かった
前さえ僕は見えなきて
歩けなくなった