月夜にモラトリアム
あやし
歌手:志方あきこ
专辑:《あやし》


紅い洋墨を呑み干して
綴る手紙は偏執病
溢れ尽きせぬ想い 束ねて書いて束ねて
幾たび貴方へ送りませう

今日も音沙汰ないのなら
言葉少なに攻めやうか
恨みつらみ隠した 五七五の俳句達
小窓の透き間に 投げ入れて

あゝ 貴方の瞳に
宿る輝き 舐めつくせば
そうさ 暗闇の中 ただ一つの光
ソ  レ  ハ
満月 今宵 満月
どうか 共に溺れて 狂い咲いて ご覧
満月 嗤う 満月
こんな夜は全部 月の所為にしませうか
白い柔肌が眩いから 震える頬に接吻
「月が綺麗ですね」と囁いた
うしろの正面 だあれ?

紅い洋墨を滴らせ
野暮な返信 添削す
柔らかな拒絶など 気づかぬ振りして返却
貴女の本音を 喰らいたい
あゝ 人生なんて
悲劇か 喜劇か 三文芝居
今日も 足掻く道化に
ご褒美一つ 呉れますか

所詮 ナンセンス 凡て ナンセンス
僕の愛情が 理解らないなんて
酷く ナンセンス 哂え ナンセンス
こんな夜は全部 月の所為にしませうか
苦い薬を食べ尽くしても
眠れぬ宵が続くなら
「死んでも善いわ」と肯いてよ
かごめ 籠女の 貴方よ

インバネスのコート 翻し走れば
僕は蝙蝠 貴方は蝶々
浪漫と瀟洒に 魅せられ浮かれ往く
馨しきかな 麗しきかな 帝都の華よ
満月 空は 満月 今宵 満月

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