歌手:
弓絃
专辑:
《想作》 作词 : 弓絃
作曲 : 弓絃
街の輪郭なぞって
宵闇のインクが滲んで
僕は足音を辿って
夕暮れを追うばかり
飛行機雲は僅か霞んで
薄く伸びた影と丈比べ
褪せない記憶胸に抱いて
ただ君を追うばかり
空も雲も書き連んで
描きたい記憶も無くなって
音楽も辞めてしまえたら
それは幸せだろうか
朝も夜も書き連んで
理由すらも既に曖昧で
中身の無い詩紛いに
ただしがみ付くばかり
僕が見つけた人生の意味も
君が見つめた感性の価値も
いずれ総て枯れ果てて
露と消えてしまうなら
それでもいいから
僕がいま書き綴る想いの欠片は
君の生きる理由にはなれないだろうか
細枝を枝垂れさす想い一片を
そっと薫る風と共に連れ去って往けたら
他人はどうか知らないが
感受性こそ僕の正義だ
神様が居るとするのなら
其れは月明かりだ
満たされないことばっかだ
君にそう伝えたかった
満たされたいと願うこと
其れこそが美しいのだと
信じた夢がいつか醒めるなら
人や季節が去って往くのなら
誰かのことを想うことさえも
欺瞞になるなら
それでもいいから
変わらぬと君が云う渇きの日々に
僕が一筋、色を染められやしないか
憬れてた、恋しんだ景色、夢に見て
いつか『こんなものだろうか』と肯けるように
君だけが赦せない君の心を
僕が美しいと思うのは傲慢だろうか
人々が口々に『普通』と呼ぶもの
せめて、笑い飛ばせたなら
僕がいま書き綴る想いの欠片は
君の生きる理由にはなれないだろうか
君だけを、君だけを胸に刻んで
そっと筆先に、またひとつ月を灯す