歌手:
シャノン
专辑:
《第一象徴体系》 作词 : シャノン
作曲 : シャノン
ぐるぐる巻きの電線の
隙間を彷徨って
街灯の影避けるように
急ぎ足で歩く僕に
「そんなに夜がこわいのかい?
ちょっと前じゃこれが当たり前さ」
って声なき声が囁く
「歴史って死骸みたいだな
腐りやすいところは忘れちゃった」
ってさ
「お前もそうだろ?」
恐竜は死んで泥となり
燃えさかる水となる
送電塔を追って追って追って
60Hzを刻む心臓を見にゆこう
明けない夜を追って追って追って
君を滅ぼしてまで
僕らが生きる理由を
確かめにゆこう
ぐるぐる巻きの電線や
街灯たちはこぞって
この街の秘密守るように
細い脚を伸ばす
「そんなに街が惜しいのかい?
ちょっと前じゃここらみんな海さ」
って声なき声が囁く
「お金って死骸みたいだな
腐りやすい僕らの抜け殻だね」
ってさ
「お前はどう思う?」
恐竜は死んでアスファルトの
平らな道となる
送電塔を追って追って追って
60Hzを刻む心臓を見にゆこう
果てない夜を追って追って追って
君を滅ぼしてまで
僕らが生きる理由を
探しにゆこう
僕らが生きる理由は
一つもないさ
ぐるぐる巻きの電線の
隙間を捻じ切って
この街の秘密暴くように
勇み足で歩く
「平和って死骸みたいだな
腐りやすいものなんて要らないね」
ってさ
「お前はどうしたい?」
恐竜は死んで贄となり
やがて蘇るの
送電塔を追って追って追って
60Hzを刻む心臓を見にゆこう
明けない夜を追って追って追って
君を滅ぼしてまで
僕らは生きる
送電塔を追って追って追って
60Hzを刻む心臓を見にゆこう
明けない夜を追って追って追って
君を滅ぼしてまで
僕らが生きる理由を
それでも生きる理由を
確かめにゆこう
「僕の死骸を焼いて
この街は灯りを灯してる
僕の死骸で買った
缶ジュースで喉潤してる」
「…」
「まあ、あながち嘘じゃないけど
ちょっと大袈裟だったよね」
って声なき声が囁く
独り言みたく囁く
街で