歌手:
霜月はるか
专辑:
《天ノ少女 オリジナルサウンドトラック:Caelum》めまぐるしく変わる景色の中
僅か痛みにも安息を求めている
枷負う人が乞う哀れな明日など見たくない
叫んで 求めて
蹲る 獣の目は昏く紅く
手を伸ばし 触れた指絡みつく
糸はぷつり、と切れて堕ちた——
伸びた影の先に散らばるのは
昨日まで過ごしていた日常の欠片だけ
導かれると信じた先に 待ち受けるものが
體を失くして
とり残された擬翼の偶像
孤独が蝕む 涙さえ
やがて飲み干してしまう
叫んで 駆け出した
醜く模った翼を捨て去り
鼓動が早まる
包まれた業火の色
ただ紅く紅く
朽ちる擬翼の偶像
手を伸ばし 触れた指
掴んで決して離しはしないから ずっと
ずっと……