夢の中のぼくらは
星絵
歌手:sajou no hana
专辑:《星絵》

きっとふたりで
どこか遠くのほうまで
飛んでゆけると思っていたんだ
寝室の窓、カーテンを閉じよう
瞼の奥でさ、旅をするだ
双眸が閉じ、濁りだしたら
終わらない夜が迎えに来る
白く、ぬるい夜が、やっと
夢の中のぼくらは、月の裏側で暮らした
蒼すぎた眠りの中、ふたりは寂滅の春を待っている
また誰かが始まり、終わっていくのを
象牙の塔からずうっと見ている
温みのある忙しない脈動たち
きっとどこかで羨んでいた
ここで見える景色は、もう
幻燈のようにくすんでいた
欠けた月の黒から浮かんだ、現の世界
ぼやけてゆく
夢の中のぼくらは、月の裏側で暮らした
蒼すぎた眠りの中、いつまでも幸福の中で
優しい終わりを待っている
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