ドラマ『天国の鳥』/『Ignition』
THE IDOLM@STER MILLION THE@TER GENERATION 12 D/Zeal
歌手:THE IDOLM@STER
专辑:《THE IDOLM@STER MILLION THE@TER GENERATION 12 D/Zeal》

工作人员A:Blue/Zeal凱旋公演「Fly High」、チケットは全て完売となっております。

工作人员B:なるべく前に詰めてお並びくださいー。

四列、四列でお願いします。

工作人员C:チケット拝見します。

最上静香:...はい。

工作人员C:はい、OKです。

最上静香:ありがとうございます。

ロックバンドのライブなんて、初めて来たけど、こんなに混んでるんだ。
奇抜のファッションの人も多いし...
痛っ...すみません!

茱莉亚:Are you ready?

OK!We are Blue/Zeal!

工作人员A:駅方面への道は大変混み合っております。
なお、東口へは地下道のご利用をご検討ください!

路人A:あ、泣きすぎてやばい。
生で見れて本当良かったよ。
超カッコよかったよね!次のライブも絶対いくし。

最上静香:ックバンドのライブって、本当に熱気が凄いだ。
覚悟はしたけど、まだドキドキしてる。
ジュリアさんと話したり出来ないかな?
...この扉の奥かな?
関係者以外立ち入り禁止。
知り合いだって言ったら通してもらったり...

警备员:きみ、ファンの子?だめだよ、こんなところまで入ってきちゃ...

最上静香:すみません!でも、あの、私...

北上丽花:最上...静香ちゃん?

最上静香:へ?そ、そうです...けど。

北上丽花:は〜来てくれたのね!良かった〜。
ジュリア、とても喜ぶじゃないかな。

最上静香:あなたは?

北上丽花:警備員さん、この人はジュリアのお客さんだから大丈夫です。
さ、一緒に来て、静香ちゃん。楽屋に案内するね。

茱莉亚:レイ、どこほつき歩いてたんだよ〜。乾杯しよと思って待ってたんだぞ。

北上丽花:ごめんなさい。でも、お土産に静香ちゃんを連れて来たあげました!

茱莉亚:は?わぁっ、静香?来たのか?

最上静香:うん...来ちゃいけませんでしたか?

茱莉亚:そんなこと言ってないだろう。
そうか〜来てくれたのか〜
よし!いいか、帰るなよ。そこのソファーでちょっと待ってて。

最上静香:いいですけど...ちょっと、どこへ行くんですか?

茱莉亚:付き合い、すぐ戻るから。

最上静香:もう〜

茱莉亚:はー。あいつら、久しぶりに会うなり人の事をおもちゃにしやがって...

最上静香:日を改めてくればよかったです。

茱莉亚:なんで?

最上静香:お邪魔しちゃったのかなって。
何だか、楽しそうですし...

茱莉亚:冗談!私は今日、あんたが来てくれた事が最高に嬉しいよ。

まあ、来てくれなくても、こっちから行ったけどな〜。
ライブ、見てくれた?

最上静香:はい。

茱莉亚:揺さぶられた?

最上静香:...はい。

茱莉亚:はは...やけに素直だな。

最上静香:本当の事ですから。
ただ...

茱莉亚:うん?

最上静香:この楽譜の曲、お姉ちゃんの曲をやらないですか?

茱莉亚:チハの曲?
あ、おーい...これ...

最上静香:お姉ちゃんの部屋で見つけました。

茱莉亚:はあ...そうか...
あんたが見つけたのか...

懐かしいな、チハの字だ。

最上静香:この曲が聴けるのかと思って来たんです。
もう今は演奏してないですか?

茱莉亚:してない。
した事ないんだよ。未完成なんだ。

最上静香:えっ?どうして?

茱莉亚:初めて歌うはずだった日に、チハがいなくなったから。

この曲はチハと二人で作った。
私のギターに合わせて、チハがピアノを弾いてさ。

最上静香:はい。楽譜からお姉ちゃんのピアノが聴こえてくるみたいでした。
今はジュリアさんのギターも...あと、歌声も...

茱莉亚:そう。ほかには?

最上静香:へ?

茱莉亚:聴こえてきたんだろう、自分の歌声が...
チハがいなくなってから、この曲を誰と歌えばいいのか、迷ってた。
けど今もう、こころが決まってる。
静香、あんた以外と歌う気はない。

最上静香:...あの、どうして?

茱莉亚:私はこの曲を完成させる歌声をずっと探してた。
オーディションのデモ音源も沢山聴いた、ライブハウスにも聴きに行った。
探し疲れて、諦めた事もあった。
でも、気が付けば、耳に飛び込んでる音に、いつも歌声を探してた。
の時、私は出会ったんだ。
チハが残したリハの音源の中に混ざってたんだよ。
プライベートの録音データ、
中学生くらいの女の子がピアノに合わせて歌ってるだけの、記念写真みたいな録音データ。
多分、間違えしまったんだろうなぁ。
でもそれがチハのピアノに合わせてこの曲を歌う、あんたの歌声だった。

最上静香:はっ...あの時の...

茱莉亚:聴いた瞬間分かったよ。
目が覚めた、全部が繋がった。
私はずっと間違ってたんだ。
ふっ、チハに騙されたんだかもな。
これは、私とチハで歌う曲じゃない。
静香...私と、あんたの曲だ。
もうじっとしていられなかった。
次の日にはあっちこっち電話を掛けまくって、予定を全部キャンセルした。
全てを放り投げても行かなきゃいけないと思った。
静香、あんたを手に入れるために。

最上静香:うっ...あの、どうして...どうしてそんなに拘るんですか?

茱莉亚:何に?音楽に?この曲に?あんたに?

最上静香:全部です。

茱莉亚:全部?
なんでかな...まあ、理由なんてないさ。

最上静香:そんなの...

茱莉亚:飛びたいだけなんだ。
私は飛びたい、どこまでも飛んでみたい。
鳥が空を飛ぶのに、理由がいるのか?
あんたが自分で飛びたいって願う事に、理由があるのか?

最上静香:はっ...私、歌が勉強した事ありません。

茱莉亚:知ってる。

最上静香:基礎も何もないし、素人ですよ。

茱莉亚:教えるさ。

最上静香:本当に...いいですか?

茱莉亚:大歓迎。

最上静香:もう、どうなっても、知りませんからね!

茱莉亚:あんたこそ、覚悟はしてくれよな...
もう、放さないから。

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