歌手:
Calvaria
专辑:
《くれなゐ結び / 桜鬼》貧しい家に生まれてきたこと 嘆いたことなどありません
此れが宿命と諦めたわけでも 強がっているわけでもなくて
憐れみばかりをくれる人々 私は斯くも不倖でしょうか
美しく飾ることもできぬ儘 咲かず散りゆく花のようだと
盛者必衰 誰しき皆 果つる先は一処
夜なべで働き今日を凌ぐ生き様が 如何に滑稽だと嗤われても
愛しい家族と共に在れること どんなに倖せか、知らないでしょう
汗みずくになり明日も見えぬ程に 其の日暮らしだと嘲られても
変わらぬ笑みで迎えられること こんなに倖せと、知らないでしょう
二人の出逢いを例えますなら 雪解けに待つ新芽の季節
重ね合わせた戀いはさながら 今を盛りと匂ふ花弁
交わした約束、覚えていますか あの日、描いた夫婦の未来
小指に絡めたくれないの糸で 見えた永久もありましたね
落花流水 等しく皆 辿る路に光あれ
厄を払う贄に選ばれし誉を 哀しむ私は愚かでしょうか
御前様にもう触れられない それゆえに、心苦しいのです
全て世の為人の為と云ふならば この身など厭わずに捧げましょう
御前様と添い遂げられないこと それだけが、心残りなのです
はらりはらり堕つる滴に渗む 優しい恋ひ出をくれた世界で
どうか、溢れんぱかりの倖せを 御前様のこと、愛しています
咲いては散り、散っては咲く桜のように 巡り巡る縁に誘れ
来世できっとまた、お逢いしましょう
御前様だけを、愛しています