歌手:
薬師寺寛邦
专辑:
《いろは》家に帰ると「おかえり」の声
台所の母の後姿
野球を観ながらビールを飲む父と
携帯ばかり見ている私
食卓に並んだ夕食を
言葉少なに 家族で囲む
母が切り出した進路の話で
喧嘩してしまって 家を出た
そこに当たり前のように 存在してるからこそ
その優しさに気づけないままでいる
でもそうやってすれ違い
傷つくことを繰り返して
少しずつ 分かってゆくのだろう
今日 明日 明後日 明々後日と
どこまでも続くこの日常の
小さな 小さな 一つ 一つが
もしかしたら 幸せのかけら なのかもしれない
家に帰ると 母の字で
「これでも食べて早く寝なさい」と
その時 素直な自分がいて
もう少し明日を頑張ろうと思う
そこに当たり前のように 今あるこの日常も
時とともに移ろい変わってしまうから
伝えたい時は伝えて
大切な人と向き合って
後悔のないように生きたい
今日 明日 明後日 明々後日と
幾重にも重なった日常の
小さな 小さな 一つ 一つが
今 確かにここにいる「私」そのものだから
そして 日々を過ごしてく
「おはよう」「おはよう」
「いってきます」「いってらっしゃい」 “
「ただいま」「おかえり」 “
「おやすみ」「おやすみ」
家に帰ると「おかえり」の声
台所の君の後姿
私はテレビを野球に換えて
君と日常を築いてく