歌手:なぎ
专辑:《あめあかり》

作词 : なぎ
作曲 : なぎ

朝焼けの空　残された月
数歩前を歩くキミが唄う
「夜はこんなに静かに終わるのに
私たちはまた泣いて朝を迎えるんだ」

響く排気音　少しずつ現実に侵され
僕たちの世界は形をなくしていった
「明日、またここで逢えるように
約束のキスを交わしましょう」

なんでもない言葉でキミが笑って
また朝が来るまで愛しあった
そんなツギハギな僕らの世界を
踏切の音が掻き消していく

昨日見たドラマみたいにさ
どんな悲劇も報われると思っていたんだ
幸せな日々はいつか終わりがきて
虚しさだけが残ると分かっていたのに

夜に響く足音はひとつ
またキミを求めて彷徨う
赤い糸を手繰った先に
滲んだキミの影に縋った

なんでもない言葉に意味を持たせて
僕はキミの特別でいようとした
そんなツギハギな僕らの世界を
朝焼けが全て溶かしていく

昨日見たドラマの最後はさ
二人とも幸せそうに手を繋いでいたんだ
それは僕が描いた絵空事で
叶うはずなんてないと分かっていたのに…

Ah...
終わり