歌手:
ダウト
专辑:
《心技体》 作词 : 幸樹
作曲 : ひヵる
相変わらずだね、空席(くうせき)の食卓(しょくたく)。
「ただいま」の声と隠れんぼしてる。
今夜も鳴らない…。ため息がチクタク。
おかけになった携帯はナントカだってさ。
ねぇ、一体どこで何をしてるの?
嘘つき…。独りにしないで。
夜もすがら焦がれ泣き。
「何故、私だけが…」嘆(なげ)くの簡単で。
居るはずもない面影(おもかげ)を探してる。
この子に罪はない。親は選べない。
枕(まくら)濡らした、空白の夜は明けない。
束の間(あいだ)の幸せは、泡(あわ)のよう、霧のよう。
涙が枯れたなら、淋しさ溢れ。
きっと憶(おぼ)えてないよ。あなたの顔や温もり。
物心ついたなら教えよう。
笑顔や何気ない仕草(しぐさ)、あの人似だって事を。
手にした悪戯(いたずら)が、容赦(ようしゃ)なく締め付ける。
夜もすがら焦がれ亡き
あなたを奪った世界は退屈(たいくつ)で。
前より少し広がった、ふたり部屋。
心配しないで。この子と生きてく。
ただ、待ちぼうけさせるけど。
いつか私からあなたの元へ還るから