歌手:
VOCALOID
专辑:
《DEBUTANTE 3》 作词 : カザグルマ
作曲 : 情熱P
ひび割れた爪 凍る唇
紡がれない心の糸
濁った瞳(め)には 闇も光も
もう映せない 哀れな機械人形
機械仕掛けと称されて
可憐なドレスの人形は動く
駒を進める白陶の手
感嘆のどよめき溢れる
人は皆 褒め称え
賞賛と誇らしげな口もと
操り人形がビショップを駆り
瞬く間のチェックメイト
悔しさとその出来栄えに
膝をつき男は人形を見る
不穏な思惑など知らず
彼女は喝采の中
隠し続ける無邪気な笑顔
塗りこめた、光溢れる瞳
赤い椅子に誇らしく座る
それは作られた機械人形
「人形」が目覚めると
見知らぬ屋敷の小さな部屋
無数の好奇の眼を前に
秘密はたちまち暴かれる
機械人形は娘に戻り
氷の涙はたちまち融けた
恐怖に震える瞳に
勝利の女神の加護はない
屋敷の主は怒りに震え
人々の眼は獣になる
少女は、無垢ゆえに絶望に堕ちた
慕う笑顔の元に、もう帰れない
(とうさま とうさま 見知らぬ眼が私を見る)
(とうさま とうさま 冷たい指が私を切り裂く)
悲しい夢か 現(うつつ)なのか
この瞳も髪も、そっくりだった
いつか見たのは 拙く動く
冷たく微笑む 機械人形
悪戯な能力(ちから) とうさまの心
少女の望みは 闇に飲まれる
薄れる意識 鳶色の瞳(め)は閉じ
少女に代わり 椅子に座る 人形