歌手:
VOCALOID
专辑:
《双月》 作词 : カザグルマ
作曲 : 情熱P
編曲:情熱P
融けた月 紅しずく 光る糸を流して
咲き誇る彼岸花 祈りと共に彼の地へ 届くだろう
幽かすかに照らされて 気高く咲く青い花
この色が好きだと言った だから一緒に連れていってね
道すがら見つけた 光る小さな破片(かけら)
夜空に交じる星の色を どうか思い出せればと
神様に捧げられた 血を分けた乙女(むすめ)
慕い戯れ 追った姿は 水底(みなぞこ)で何を見ているの?
凍る石 積み上げる 安らぎを送れればいい
割れた爪 にじむ朱(あか) 花と星屑 添えて
眼を上げれば 浮かぶ顔 寂しげに笑っていた
せめてもの贈り物 帰り路(みち)の無い旅 持っていって
かぼそい指先で また一つ積み上げる
これっきりの餞(はなむけ) 荷物は多くてもいい
彼女の大切な物 共に時を刻んできた
撫でてくれた掌が いつも握っていた宝物
埋まりゆく あしもとは 泥に汚れ 凍りつき
石を刺し ただ祈る 笑っていてほしい
墓標には 拙い手で 優しかった姉の名を
「ひとりでは 寂しいでしょう?」 「だから今、送るよ」 ふたつの月―――
向かい合わせで 光る刃かざし
細い首 刃を当てて 力込めた
鮮やかに あでやかに 赤く濃く咲いて散る
暮れゆく眼 堕ちる腕 脆く重なる花よ
夜に咲く 悲願の花 一緒に連れていって
融けた月 紅しずく 光る糸が映した 笑みが ふたつ