歌手:
Queen of Wand
专辑:
《白金城のお淑やかな魔物》目が覚めたら夜の静寂
嫌な夢を見ていたみたい
汗を拭い見渡したら変哲のない穏やかな…嘘
目が覚めたわ夢の静寂
引き戻す誰かの悲鳴
あちらこちら火の手あがり
世界を染めてく
「早く逃げなきゃ」焦るほど
爪先が動かない
ここで終わらせても良い?
なんて
呟いた
でも
聞こえてくる蹄の音 遠く高らかに
道を拓く黒煙 従順な僕のように
白馬を駆るその姿はまるでおとぎ話
その(あ)少女は気高く麗しく炎を纏い
目の前で立ち止まり
白い手を差し出し
「あなたを助けに来たわ」と
満足そうに笑う
パチパチと火花の音が 耳を翳め
思考を暈す
ひらひらと逃げ惑う 蝶
焦付いた瞳
「君は知らなくてもいい」と
あの日背を向け逃げた
私を追いかけてきた
なんて
恐ろしい
でも
祈りながら呪う様に歌う幸せは
時に人を狂わせる熱病 恋焦がれて
風に靡く白金の鬣 ねぇきっと
私たちは 正しいことなんて 判らなくて
此の腕をとったなら
そのまま抱きしめて
「一緒にきて頂戴」と
無邪気に命を下す
いつか見つかるのだろう
そして出会うのだろう
夜の終わり告げる
旅立ちの鐘の音…