歌手:
綺羅
专辑:
《悠久の翼》宵にさらされて 浮かぶなだらかな坂を
静かに見送る 老いた背中に
そっと手を添えて 行方さし示す影は
かすかな 送り火揺らす 幻
せめて 冷めた頬に 紅をさして欲しいのです
幾瀬過ぎました 咎の長き別れ路に
乾いたくちびる 声にならない
春に色づいた 夏のまばゆい光を
添わせた 確かな日々が 愛しい
閉じた 瞼こぼれる 最後の引き潮の涙よ
船はすべり行く 遥か七色の雨が
迎える岸辺 あふれるやすらぎ
秋に黄昏れて 冬の訪れるとともに
再び 黄泉がえる日の 旅たち
せめて 冷めた頬に 紅をさして欲しいのです
閉じた 瞼こぼれる 最後の引き潮の涙よ