雪桜に見ゆ
金刀比羅宮弐阡四佰
歌手:Pizuya's Cell
专辑:《金刀比羅宮弐阡四佰》

囁く波風身に受けて 君想ふ夜月の
刹那さ散り行けば ただ悔い残る
御影を追う霧の纏いを 振り切れずいるから
君はまた笑うね 寒い夜の日に
道行く人の様相見て(そうみて) 季節を知った
肌を冷やす霜月が 近付いてくる頃
現(うつつ)の時は瞬く間に 過ぎてゆくのに
私の居るここは未だ 動くことは無い
さざめく囲炉裏(いろり)の歌声は 子守(こもり)唄の調べ
弾ける幼い火 眺め落ちてく
夜空を舞い散る粉雪が 桜みたいだから
いつかの約束を思い返すよ

目まぐるしく変わってく陽の 角度を辿る
消えた街路樹(がいろじゅ)の枯葉 記憶には残らず
色とりどりの光の粒 とても綺麗で
少し口惜しい(くやしい)心が軋む音たてた
燃える歴史の中で 一つだけその 真(まこと) 知れるのなら
巡り続ける花の色は 追憶の幻
懐かしの香りを 置き去りにして
夜風に手を引かれる雪が 桜みたいだから
また君と出逢うよ 水面(みなも)の裏で
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