Weather Report
Weather Report
歌手:People In The Box
专辑:《Weather Report》

作词 : 波多野裕文
作曲 : People In The Box

「気球」

何千機もの気球が
ゆっくりと地上を離れていく
虹色の荒野
年老いたぼくらがいた
植物も思い出も
かたちをとどめないよ
ここは最後の国
ぼくらは孤独なアインシュタイン
互いの声 耳も貸さず
もうすぐおしまいだと
誰もが信じていたけど
ここはおじいちゃんと
おばあちゃんの国
それはただのながい幼年期みたい
トンネル抜ければそこはまた大きな
トンネルのなか
いつから列は
ここでつっかえていたのか
眼を閉じ 耳を塞ぐ
誰かの温度も忘れた
迷走するボロい機械
それでも歯車は
チクタク回転している
金属の粉振りまいて
チクタク回転している
金属の粉振りまいて
チクタク回転している

眼を閉じ 耳を塞ぐ
ぼくらは孤独なアインシュタイン
震える夜の闇に
これは、はじまりかも
ただただ気配がしている
とっくに無視はできないよ
あなたは孤独なアインシュタイン
空想する春のマシン
これははじまりだよ!
ここは歴史のまんなかさ
ここは歴史のまんなかさ
チクタク回転している
ここは歴史のまんなかさ
チクタク回転している

「砂漠」

砂時計を 風 吹き荒れる
時は過ぎ ただ 吹き溜まる
砂時計が 木々を揺らせば
果物は種を宿して浮かぶ
結わえ 結わえ
電極を地表に
それが真実だ
曲線 せまる波うちぎわ
はりつめた糸 針の先
終わりは悲しい
誰も知れない
砂時計を 風 吹き荒れる
時は過ぎ ただ 吹き溜まる
人 消えた昼の都会で
たちのぼる煙草の煙
結わえ 結わえ
電極を地表に
それが真実だ
曲線 せまる波うちぎわ
はりつめた糸 針の先
毒 孕んだ花が咲いたのさ
遥か古代のテレビドラマ
種子まとって 砂漠は拡がる
最後まで
終わりは悲しい
誰も知れない
砂時計を 風 吹き荒れる
時は過ぎ ただ 吹き溜まる

「亀裂」

「岩」

「皿(ハッピーファミリー)」

パーティーは続いている
終わりそうに見せかけているが
ケチャップで引いた国境に
ピザはほぼ型崩れ
我が子は大切だよ
他人の子よりも
みんな賛成だよ
友達だものね
友達だものね

あのとき略奪してしまってごめんね
欲望が欲してるのは
欲望そのもの
遊びさ ただの遊びさ

パーティーは続いている
クラッカー打ち鳴らしてさ
コーラの油田 奪い合う
冒険小説 深読みしながら
我が子は優秀だよ
他人の子よりも
みんな賛成だよ
友達だものね

あのとき略奪してしまってごめんね
欲望が欲してるのは
欲望そのもの
400年前のあの混乱を
うまく再現するのさ
思い出せるかな

遊びさ ただの遊びさ

「起爆」

きみは戦争に興味がないしね

戦争はきみに興味がない しね

「投擲」

デスレースだ
丘のまんなかで
白いコンバースと
青いたてがみで
目の前の 何もない草原
先発はまだ帰らない
それでも
とびだせば すぐに夢中になるさ
身体 投げだすだけ 凍る草原へ
客席も
カメラ 放送席
失格までも
ない
コースもない
選手の眼 映る万国旗
飛ぶヘリコプター 乾いた風
迷いなくとびだせば
不安は消えるものさ
記録叩き出すだけ 凍る草原へと
ハイライトはCMの後で
スポンサーは周知のとおり 神さま
银行家の庭で様子うかがっている
ゲーム结果はCMの後で
スポンサーは周知のとおり 神さま
いつも一等賞
死者は一等賞
花をくわえさせられ話せない
隠されたことが隠されている
人間を知り抜いた
よくできたルールだ

「穴」

誰ひとりいれるな
その穴のなかには
年齢 性別問わず
年収 国籍問わず
誰ひとりいれるな
そのようにきいております

誰ひとりいれるな
その穴の内部を
のぞいた男がいた
砂丘から望遠鏡で
翌日 風邪ひいた
そのようにきいております

「空地」

門を出てどこかへと行くよ
肥えた土地には貧しい果てがあると
知っていても
高く伸びるビルにだって
限りはあるし
無視をするや否や 雷 落ちるよ

おもいの丈を叩きつけろ
ある男はいうけど
良くいえばオールドファッション
ただの時代遅れ
きみの声は聞こえたけど
言葉は届かない
そうさ
水彩画に描いた曇り空を
ベランダのホースでもって
洗い落としてみれば
そこにはなにがある?
ただのぬれた紙がある

「塔(エンパイアステートメント)」

ビラを撒いた
エンパイアステートビルの屋上から
観光を装って
地下鉄のぼれば五番街
見上げた
都市を賑やかす大晦日
歩いた
眩しい身体を横たえた
浴槽で
眠れるゲストに告ぐ夜の
警報
ハレルヤ!
ニューヨーク午前0時
ベトナムは正午過ぎ
ハレルヤ!
ニューヨーク午前0時
ヴァレッタ朝の6時
ビラを撒いた
輝く夜の地上に
浮かぶ髑髏たち
アーティストが踏み潰した
みんな傷ついた羊飼い演じた
著名人たちがもみ消した王国
ハレルヤ!
ニューヨーク午前0時
ベトナムは正午過ぎ
ハレルヤ!
ニューヨーク午前0時
ヴァレッタ朝の6時
ハレルヤ!
新宿午前0時
ニューヨーク朝10時
ハレルヤ!
新宿午前0時
ニューヨーク朝10時
血で血を洗う
血で地を洗う

「真夜中」

今日の放送は終了したと
そっけない画面のテロップ
遠くのクラクション サイレンの音
彼女の夜はやかましい
見えない虫が一匹
聞こえない声で質問攻めさ
彼女の夜はやかましい
理由を述べよと 執拗に
鳴り止まない囁きに
眠れそうにないなら
一晩じゅう一緒に起きていても
いいよ
深夜のタクシー 気怠く流れる
国道 死神 鎌を振る
ヘルツ博士のよどんだ眼に
真夜中のトロフィー
誰かがギターを弾いている
もう うんざりだ
彼女の夜はやかましい
理由を述べよと 執拗に
鳴り止まない囁きに
追いつめられ壊れそうなら
一晩じゅう夜を傷つけても
いいよ

誰かがギターを弾いている

いいよ

「夏至」

ぼくは静かにページめくった
黴の匂いにきみは目醒めた
ああここはどこからも
遠ざけられた場所
海は風に凪ぐ
物いわぬ便箋のように
鳥は静かに翼たたんだ
夏がおわれば夏がはじまる
過ちをおかした
海辺の行列
途方に暮れ微睡む
罰を忘れられて
止まる世界でページめくった
いまも目次に たどり着けない
いまも目次に たどり着けない

「潜水」

もう おやすみ
ここはどうみても公平な世界
手近な価値をはかるまえに
天秤を疑ってみてごらん
一度でも昼に夢をみたら
おめでとう
どんな色をしているの?
どんな味がするんだ?
人がいつか飛び込む
海の底はさあ
誰も知らないことは
一番近くにあるよ
誰も知らないことは
もう おやすみ
皿の上 織りなす凡庸な舞台
余った役は残っていないのさ
そこは帰るべき家ではない
演じる場所を今も探しているんだね
どんな色をしているの?
どんな味がするんだ?
人がいつか飛び込む
海の底はさあ
誰も知らないことは
一番近くにあるよ
誰も知らないことは
優しい人をさがすのはやめたよ
飛び込む海はきみのもの
どんな色をしているの?
どんな味がするんだ?
きみがいつか飛び込む
海の底はさあ
どんな色をしているの?
どんな味がするんだ?
きみがいつか飛び込む
海の底はさあ

「新聞」

円の中心に立って雨を待ち望むとき
人は守られている 空想の卵のなか
もう一歩も踏み出せない
外の世界で砂埃が舞っている
ラジオが放送されている
息も絶え絶えに
夜の闇を瞬くシナプスの列
カメラのフラッシュ
ショーウィンドウ

円の中心に立って雨を待ち望むとき
人は守られている 空想の卵のなか
誰かが何かを吹き込んだ
頭のなか テープレコーダー
人はそれを記憶と呼んだ
頭のなかテープレコーダー
原音を忠実に再生していると
誰もが口をそろえて
新聞紙はそう言った
雑音に満ちた数世紀をまたぐ
新聞紙はそう言った
雑音に満ちた数世紀をまたぐ
名前が足りない
名前が見つからない戦争があって
言葉がだぶつく
言葉があり余る季節がきた
いつでも視線を感じている
新聞紙はそう言った
暴風雨が踊る
おびただしいアンテナをなぎ倒して
それは人間のような
かたちをしている
それは鳥のようなかたちをしている
それは衛星のような
かたちをしている
それは電波のような
かたちをしている
それは塔のようなかたちをしている
それは箱のようなかたちをしている
名前が足りない
名前が見つからない戦争があって
言葉がだぶつく
言葉があり余る季節がきた
いつでも視線を感じている

新聞紙はそう言った
雑音に満ちた数世紀をまたぐ
新聞紙はそう言った
雑音に満ちた数世紀をまたぐ
新聞紙はそう言った
雑音に満ちた数世紀をまたぐ
新聞紙はそう言った
雑音に満ちた数世紀をまたぐ

「大陸」

「船」

夜は黒い
夜は深い
放送はこれでおしまい
住宅街 眠る気配で
子供が泡立つのさ
朽ちた灯台から船は出る
浮かぶ 浮かぶ 浮かぶ
消える

夜は黒い
夜は深い
つまさきを浸し遊ぶ
土深く秘めた熱で
子供は気化していく
霧立ちこめる沖へ船は出る
浮かぶ 浮かぶ 浮かぶ
消える

石炭の臭いで犬が乾いた
霧の向こうでラッパが鳴り響くのさ

夜は黒い
夜は深い
放送はこれでおしまい
住宅街 眠る気配で
子供が泡立つのさ
朽ちた灯台から船は出る

「脱皮中」

「脱皮後」

きみが持つピカピカの
腐らないやつを
ちょうだい ぜんぶちょうだい
透明な樹液に集まる
うつろな目した昆虫たち
あしたはどこへ行こう
孤立無援のまま
それだけできみは腰抜けではない
君が乗る戦闘機のなか
花 敷き詰めて 贈るよ
はじめから抜け殻だったら
もっと世界が好きになれたかな
あしたはどこへ行こう
孤立無援のまま
それだけできみは腰抜けではない

「大砂漠」

「鉱山」

聖なるビルのふもと
電磁波の降るなかを
ぼくは歩いて帰ろう
見上げた空は虹色

螺旋の樹にのぼる
21人の子供
朝を隠して 夜を消す
山は静かにたゆたう

帰ろう

聖なるビルのふもと
電磁波の降るなかを
ぼくは歩いて帰ろう
見上げた空は虹色

「開拓地」

月を漂白してみることはできても
ふれることはできない
いつも手ざわりは
この手のなかあるけど
冷たく圧し黙ったまま
向かい風のなか目を凝らしてみれば
空っぽの小屋が佇んでいる
その歪なかたちした楽器の
名前を誰も知らない
歌をおぼえたての外国語で歌う
帽子深く隠れて
向かい風のなか目を凝らしてみれば
空っぽの小屋が佇んでいる
強い強い風が 強い風が
強い強い 強い風が吹いた
向かう場所はいつでも荒れ地だった
虫たちは土に凍る
遮るものもなく
隔てられもしないけど
それは迷路だった 途方にくれた
ようこそ
ごきげんいかが
孤独な旅人
おなかが空いたら
食事にしようよ

ようこそ
ごきげんいかが
祈りが終わったら
食事にしようよ
おなかが空いたら
食事にしようよ

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