歌手:
Krik/Krak
专辑:
《アーキタイプの井戸の怪物》 作词 : krik/krak
作曲 : krik/krak
重なり合い色褪せた世界を捲る遊戯
見下ろせば数え切れぬ穴の空いた形骸
本質は零れ落ち誰の手にも触れぬままに
意識の暗がりを辿りその色を隠す
湛えられた静寂に波紋を拡げて
普遍的無意識の底に黒く溶けた幻想を
もう一度この手で暴こう
喪われた物語 縊られた喉の歌声
その柩の外へと望むなら再び目蓋を開け
灯火は仄青く未来を騙る模造品
映す影は贋作に過ぎずとも
其処に宿る魂は鼓動を刻む
彷徨う孤独な影 過ぎし昔日に想い馳せ
還ることのできぬ世界に焦がれ咽ぶだけ
やがて気付く 虚無への帰還 破滅を目指す衝動
その陰に生命を紡ぐ渇望が在ることを
慰めを求めるだけなら
独り震えて泣けばいい
生み出す道を選ぶ痛みに
鋭く目覚める自我
仄青き洋燈の光…
無辺の森に逸れた残滓
水と油が混ざり合わぬ様に
一度自己を得たならば、
原初への帰還は叶わない
振り向かぬ総体…
取り残された未来に何を見る?
決して其処に至れずに
藻掻くだけと知りながら
黄金の月は此の眼に永久に満ち
逃れ難く真作を追う
断章の物語 罅割れた恋の歌声
その続きを聴かせて欲しいなら一時目蓋を閉ざせ
寄る辺無き永遠の夜に儚く光る模造品
照らす願望は水面に映る影
失われた面影をもう一度示す