歌手:
己龍
专辑:
《暁歌水月【通常盤】》僕を見透かしていた僕が羽ばたいた…
赤く赤く染まる夕日に何を詠うのでしょう
嗄れた秋に溶け込んでいく僕は「影絵ノ鴉」
夕焼け小焼けでまた明日
手を振る僕をじっと見ている僕は「影絵ノ鴉」
嫌い嫌い嫌い嫌い来来
嫌い嫌い嫌い嫌い世世
「楽になれば?」
鴉は詠う
雪の終わりに生まれ芽吹く 冷たく痛い嘘の蕾は
静かに涙を啜る冬
真っ黒に染まり切っていたソノ手は容易く
僕の背中を押して飛んで行った
耳を塞ぎ、目を閉じて、声殺してまで
縋り付く意味…本音の産声
嫌い嫌い嫌い嫌い来来
嫌い嫌い嫌い嫌い世世
「楽になった?」
鴉は笑う
桜ひらひらと舞う頃 零れ落ちたアノ時の嘘
薄紅の眩しさに俯く春
嘘は咲き散り枯れて尚 心模様萌ゆる言の葉
枝分かれの全てが君に刺さる夏