猫のおじさん
よどみに浮かぶうたかたは
歌手:荒川ケンタウロス
专辑:《よどみに浮かぶうたかたは》

作词 : 楠本純一
作曲 : 楠本純一

まるで夜の美しさを
独り占めにするような
そこから見下ろす景色を
ただ眺めていたのです

お店に出ることもあるし
たまに気まぐれに休む
あの子を訪ね来る人も
少なからずいるのです
窓の外に月明り
君の声が聞こえて
慌て駆け登る屋根の上
丸い背中がきれいで
月を後ろ姿に
魔法にかかったかのようだな
君は鳴いた

古い友達が訪ねて
レコードで眠る君は
別れの日が近いことも
たぶん知っていたのです
雨上がりの街明かり
君の姿映して
誰もが足を止める夕暮れ
たまに見せる表情に
僕は胸を焦がして
魔法にかかったかのようだな
君は鳴いた
僕たちが願うのは
当たり前の幸せ
ましてや 夜の闇にまぎれこみ
偶然装うのは不器用と
笑われるかもしれないな
ありふれた日常に喜びを見つけたら
恋をする真夜中の風になる
風になる なる

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