歌手:
黒色すみれ
专辑:
《すみれ诗手帖》 作词 : 北原白秋
作曲 : 佐藤由佳
女の子とも、飛んだり跳ねたり
女の子とも、遊びまはり
JOHN,JOHN.JOHN,TONKA JOHN
今度は熱病のやうに讀み耽る
我儘で派美(はで)好きな
YOKARAKA JOHN
JOHN.JOHN,TONKA JOHN
舶来のリイダアの新しい
版畫(はんが)の手觸り
ああ、あぁ、ああ、"SORI-BATTEN!"
南風(はえ)が吹けば菜の花畑の
あかるい空に眞赤な朱のやうな
MEN,MEN,MEN,が揚る
夏の日が酒倉の冷たい
白壁に照りつけ葵の唉く
ちゅう、ちゅう、ちゅうまえんだに
六月が来た くちなはが堀をはしる
あぁ、あぁ、あぁ、"SORI-BATTEN!"
秋のお祭りがすんで立ってゆく
博多二○加(にわか)の
あとから酒つくり
きん、 きん、きんのいろの
麹室の長い冬のむしあつさ
そのなかに黒い小猫を
抱いて忍び込み
皆して骨牌(トランプ)をひく
黄色い女王(クイン)の感じ
あぁ、あぁ、あぁ、"SORI-BATTEN!"
TONKA JOHNの不思議な世界が
魔法と、 長崎と、
和蘭陀(オランダ)の
思ふさま張りつめる 食慾が踊る
父上、 母上、小さいGONSHAN
油屋のJOHN 酒屋のJOHN
古問屋(ふつどいや)のTONKA JOHN
痛いほど香いだす皮フから
魂のおそれから
真っ赤に光り暮れる TONKA JOHN
十三歳
ああ、 あぁ、あぁ、
"SORI-BATTEN!"
"SORI-BATTEN!"