歌手:
葉月ゆら
专辑:
《少女と儚き薔薇の葬列》白く結ぶ指 黒の鉄十字
君へ捧げる Mersophia
銀色の樹氷 凍る冬枯れの森へ
響く産声は ふたつ 分かたれた糸
決して交わり合うことのない
《秩序の Blanchene》と《混沌の Noirte》の定め
密やかな絆を たぐり寄せ 星に祈り 夢 眠る
零れ落ちる影 夜も獣たち 息づく世界の静寂に
幼き少女 手を取り紡いだ 紛うこと無き神の聖歌
どんな運命も 死への苦しみさえ 誓いを曇らせはしない
ただ信じていた 一面に咲いて揺れる 花《イリス》のように
刎ねる花びらは 幽か 届く鐘の音と
終焉の始まり いつか 見ていた景色
永遠に失われることのない
《秩序の Blanchene》と《混沌の Noirte》の定め
神が投げた賽をなぞって 星は赤く燃え 墜ちる
罪で引き裂いた 人の獣たち いかさま世界の輪舞に
二人の少女 手を取り踊った 憎しみのまま 針の上
どんな運命も 死への苦しみさえ 想いを破らせはしない
まだ信じていた 一面に咲いて揺れる 花《イリス》のように
Mersophia…
焼けつく炎が身体焦がしても 瞳逸らさず聴いていた
「貴方の声を 真実の声を」 紛うこと無神の聖歌
どんな運命も 死への苦しみさえ 想いを破らせはしない
今も信じてる 一面に咲いて揺れる 花《イリス》のように
白く結ぶ指 黒の鉄十字
君へ捧げる Mersophia
世界の行方 穢れた獣は 今もなお巣食い蔓延る
ああ 花は枯れ 君の姿も 土になって見えずとも
共に眠った 優しいイリスの丘へと…