湘南アフタヌーン
12ページの诗集
歌手:太田裕美
专辑:《12ページの诗集》

汽車の窓 頬杖つけば
流れゆく冬は影絵ね

旅人の振りして浜辺を
横切れば あなた住む町
想い出は海を渡って
昔から吹いてくるのよ
くちびるがまだ寒いのは
人恋しさのせいでしょう
年老いた漁師の人が
手を休め笑いかけてる
白ペンキめくれたボートが
焦げた夏 名残らせていた
思い出は海を渡って

昔から吹いてくるのよ
空っぽな胸の透き間を
白いかもめがすり抜ける

ひざまでの波のつめたさ
死ぬ気など消えうせるだけ
流木を集めたたき火に
ばかだねと泣く いくじなし

想い出は 海を渡って
昔から吹いてくるのよ
晴れあがる湘南の空
悲しみが透き通る
悲しみが透き通る
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