歌手:
森田童子
专辑:
《夜想曲》ネェ君
寒い夜の海を泳いで
みませんか
息がハッハッ つまりそうだ
体ジンジン しびれる
時々燈台のひかりが
ぼくを照らしてくれる
ぼくは
孤独に
クロール クロール
ネェ君
遠く霧笛が聞こえ
ませんか
大きな旅客船くるぞ
船の上で 誰か 手をふっている
クリスマスツリーのよう
キーラキラキラ 目がくらむ
ぼくは
水にもぐって
クロール クロール
「語り」
ああ
なんて 明るいんだ
まるで
夏休みの
臨海学校の
新しい
シーツをかぶった時みたいだ
music
ネェ君
夏の海へ行って
みませんか
船がぼくを越えてゆく
明るいクラクラ目が痛い
ここは夏の昼下り
砂浜も遠くも見えるぞ
ばくは
夏に向かって
クロール クロール
ネェ君
去年の海へ行って
みませんか
君が浜辺にねそべって
ぼくはサングラスをとる
浜ナスの花も咲いてる
ああ とても暑いネ
ぼくは
きみとならんでーェ
クロール クロール
「語り」
ああ
なんて 暗いんだ
ぼくは
ずっとひとりで
夜を歩いていたのですネ
ネェ君
夏の海が動いて
ゆくヨ
船が旋回しているヨ
まるで夕立雲みたい
夜と昼が二つに割れて
夜にとり残された
ぼくは
孤独に
クロール クロール
「語り」
ああ これで真暗です