憂い星~Seina ol ieldan~
捻子巻く月 前奏曲 ~日溜まりの檻~
歌手:霜月はるか
专辑:《捻子巻く月 前奏曲 ~日溜まりの檻~》

天を統べる天国(くに)で星を憂う少女
白く透き通る蕾を食む影
花の色はやがて他へ移りゆくの
心に秘めた想い 風に乗せて問う
そんな脆い言の葉にも
真実(せかい)は宿るのでしょうか?
詩の中に隠れていた
遠い日の貴方の声が響く
満たされた器(グラス)の毒を覗き込む月のよう
呑み込めば奪われていく光は儚くて
愛したい…愛したくない…天秤は揺れたまま
懐かしい日溜まりは もう誰も訪れずに

天を通り過ぎる星を捨てた翼
昏い瞳から覗いていた陰
もしも その記憶を全て消したいなら
息を止めてしまえば容易いことだと
こんな狡い取引(やくそく)にも
幻想(せかい)は優しいでしょうか?
檻の中で笑いながら
最期まで貴方は嘘をついた
砕け散る鏡の部屋に映り込む刻の果て
願うほど失っていく女神の悪戯よ
囁けぬ愛の代わりに花片を手放して
永遠に私は誓う…何も求めないと

優しさを溶かした夜の朧げな月は欠け
一瞬で奪われていく貴方の面影を
忘れたい…忘れたくない…亡骸は濡れたまま
懐かしい日溜まりに咲く花に口づけても
罪は償えない…
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