歌手:
凋叶棕
专辑:
《廻》 作词 : 凋叶棕
作曲 : ZUN
真夜中
二時を過ぎ
誰もが眠りに付く宵に
二人は連れ立って
今町を抜け出す
「ねえ、メリー」
それはありふれた
いつもの囁きからはじまって
どこか曖昧さを帯びた
そんな視線が心地よいかもね
「ねえ、何処へ?」
それはわかりきった
いつもの囁きからはじまった
凛と心に響きつつも
どこかいつもより頼りなく
夢の話を聞かせてよ
そこから始まる旅がきっとあるのだからね
そうしてまた地図を片手に
冥い街の片隅から
二人は夜を駆ける!
めぐりめぐる星空の下
夢を現に変えるために
夢に非ずして夢を違えれば
この世界も夢に還る
手を取り合って
二人で一つの舞台
頭上には十六夜の月
いつもの日常がときに
どこかしら退屈なものに見えて
だから探したいのかしら
御伽噺のその向こう側を
成り行きに任せゆくままに
全てが偽物に変わってゆく
もはやこの言葉でさえも
信じることが恐ろしいの
天高く照る月は
それでも本物であって欲しいと願いつつ
限りなく縮めていく距離
ほかの誰よりも何よりも
“純粋”に近づく。
めぐりめぐる星空の下
偽りのないものを探すために
全てがどこか無機質なのは
合成だらけの世界だから?
手を取り合って
二人で一つの舞台
観客は要らないよね
止まない
胸の内のざわめき
いつかは遠いところへ
二人で行きたいよね
ねえ…
ねえ…
“これからも傍にいれるよね?”
“これからも傍にいてよね?”
同じようで微妙に異なる言葉は
夜に消え行く
そして
めぐりめぐる星空の下
めぐりあわせた二人は今
明日へと進む
その先に待つ
全てを追い求めながら
手を強く握って
二人で一つの世界
密やかなる冒険は
密やかに幕を開ける