歌手:別野加奈
专辑:《もう、見たくないよ、と言いつつそっと、硝子の中に閉じ込めた展》

擦り傷ばがり増えてゆく
落ちた欠片集めてく
目を逸らすといなくなる
ため息が溶け出して
しゃがみこんでも覗けない
曇りガラスの瓶の底
君と運ぶ幸せの後ろに見えた泥濘が
吸い込む埃　冷たい
ザラザラして眠れない
二人で渡った橋の上から溢れてく涙
例えあなたが汚れてしまっても
私が拾ってあげるから
あなたの瞼に詰まってる私は
飛んでいたりしないから

色褪せってく景色ごと　
耳の奥で軋んでる
こじ開けても届かない
爪先が透き通る
しゃがみこんでも覗けない
曇りガラスの瓶の底
君が翳ざす掌の隙間に見えた泥濘が
吸い込む埃　冷たい
ザラザラして眠れない
二人で登った屋根の上に降りかかる涙
例えあなたが折り曲げられても
私が拾ってあげるから
あなたの瞼に映ってる私は
薄められたりしないから

例えあなたが汚れてしまっても
私が拾ってあげるから
あなたの瞼に残ってる私は
いなくなったりしないから
例えあなたが折り曲げられても
私が拾ってあげるから
あなたの瞼に詰まってる私は
飛んでいたりしないから