歌手:
鬱P
专辑:
《悪巫山戯》私の手を引いた命は
今もどこかで燃えているのかなあ
はじまりの合図だけは
どうしようもなく鮮明だ
まるで風邪を引いたように
熱くなり
赤くなり
頭がくらくらり
取り立てて不幸でもなく幸でもない
そんな日々をぬるい風が
気だるさを揺らして
ひゅるひゅるり/
ひゅるひゅるり/
吹く
私の手を引いた命は
何ひとつ特別な事しない
私を不器用に肯定し
なんだか恥ずかしくて隠れてた
もーいいかい/
まだだよ/
もーいいよ/
息さえ出来ないほど
汚れた都会の空気を
毎晩同じテンポで
吸い吐いた
吸い吐いた
赤ら顔 あっ
あのバンドやあの漫画のような展開
そんな大それたドラマもなく
些細な体温差を
こじらせて/
こじらせて/
マスク/
私の手を引いた命は
何ひとつ特別な事しない
私を不器用に否定し
何度も離れてはまた交わる
それでも/
いつかは/
「もーいいよ」
今あの日の風邪が甦って
動悸と眩暈ぶり返して
38度5分の夢を見ている
聞き流してた歌で泣いちゃって
いつしか高熱引いちゃって
擦られ倒した感情表現剥き出した あぁ
はじまりも続きもおわりも
やんなるくらい普通です
世界中で百億回はありそうな
症例にもならない「あったこと」
私の手を引いた命は
確かにあの時熱を帯びてた
私の手を引いた命に
足りないものなど何もなかった
特別じゃない日々を重ね
特別な事がまた増えてゆく
不器用に
不器用に
続いて
またあの日の風邪が甦って
動悸と眩暈ぶり返して
38度5分の夢を見ていた
そしてちょっとだけ後ろ振り向いて
確かめるように指差して
最後の最後に感情表現なぞるんだ
あの時
あの場所
あの事
ぬるい風
もーいいかい/
まだだよ/
そろそろ/
もーいいよ/
じゃあね/