馬鹿はアノマリーに憧れる
悪巫山戯
歌手:鬱P
专辑:《悪巫山戯》

没個性に劣等感 
没個性に嫌悪感
没個性に劣等感 
没個性になりたくない!

無頼派文豪は人蹴散らして 傑作良作生み出したんだ

だから僕もと非凡を求め 複写の個性で踊りだすんだ

少年は無数の目玉を意識した
(南無阿弥陀ノーマルな人間 南無阿弥陀ノーマルな人間)
少年は「奇特」の言葉に酔いしれていた
(南無阿弥陀ノーマルな人間 南無阿弥陀ノーマルな人間)
主 お前とは違う
人 お前とは違う
公 お前とは違うんだ
ワン・ツー
あのアノマリーなりたくて
身体に飾りを付けてゆく
あのアノマリー憧れて
己にデカール貼りつけた

没個性に劣等感 
没個性に嫌悪感
没個性に劣等感 
没個性になりたくない!

承認欲求に溺れていった 少年には人近付かなくて

「社会不適合こそステータス」 半笑いでそう答えた僕さ

少年は個性の定義に踊らされてる
(南無阿弥陀ノーマルな人間 南無阿弥陀ノーマルな人間)
少年は村八分になり尚ステップ踏む
(南無阿弥陀ノーマルな人間 南無阿弥陀ノーマルな人間)
主 お前とは違う
人 お前とは違う
公 お前とは違うんだ
スリー・フォー
あのアノマリー 輪の中で
はみ出す美徳と履き違え
あのアノマリー憧れて
手首にマヌケを刻み込む

自分がどうあるべきかよりも
人の目ばっか気になっちゃってさ
次第に欲望エスカレート
「個性派脳になりたい」

奇人に 変人に なりたくて
脳を傷付けた
それこそが「究極の個」

あのアノマリーなりたくて
取り替え効かないこの身体
あのアノマリー憧れて
素敵なジブンになりました

あれから何十年と経っても
管だらけで動かない僕は
欲しかった物手に入れたように
嬉しそうな顔していた
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