歌手:
櫻井孝宏
专辑:
《DIABOLIK LOVERS VERSUS SONG Requiem (2) Bloody Night Vol.II ルキVSアズサ》赤く濡れた林檎を握りつぶす
滴り落ちる果汁に濡れた手を重ね合う
俺は確信して舌なめずりするが 何故か躰は離れたままで
この解凍できない心を溶かせるものは ただ一つしかない
それが醜い罪なのか、美しい愛なのかは、赤い血の螺旋でははかりかねる
イブ、その優しいナイフで、この喉を切り裂いてくれ
一番奥まで、染み込む 罪な言葉で痺れてみたいんだ
「すべて」を飲み込む蛇の様に お前に絡みつき、この牙で唆していく
もっと、欲しがるように、仕向けて その口に果汁を注ぎ込む
口元から溢れた赤さを恥じるな 罪を感じろ、
これはふたりが次へ進むために必要な儀式
アダムとイブになるための
遅れるわけにはいかないだろう
甘い毒で死ぬほど溶かしてやろう
もっと、もっと奥まで注ぎ込み
禁じられた知恵をこの俺の牙で与えよう
黒く腐った想いで笑い合う
流れ出した疑問に歪んだ祈りで応える
楽園-エデン-の雲は晴れることはなく 常に渦巻いたままで
この失望しきった想いが息を吹き返すことはない
あのときに死んでいるから
受け入れることはできなくても 残酷に時は過ぎる
お前という運命がそばにあるだけで 安らげるのなら
イブ、愛し合う権利が俺にあるとは思わない
不死の呪いは茨の冠となってこの頭蓋を締め付ける
怯えていたすべてを犯せばよい
俺を求めれば求めるほど苦しくなるくらいに
牙を奥に刺し込んだまま、眠ればいい
胸元から込み上げた刹那の願いも 真っ赤に染まっている
これはふたりが罪を犯すための禁断の儀式
アダムとイブになるための
哀しむわけにはいかない 奪われた自由の中で
きっと永遠に続くから
望むかぎり 牙を打ち込んでやる
痛みだけがすべてのものをはっきりさせるのなら
さあ、もっと口を開けろ
絞りとった林檎の果汁は血のように甘い
一滴も残すな
思う存分に吸え
口元から溢れた赤さを恥じるな 罪を感じろ、
これはふたりが次へ進むために必要な儀式
アダムとイブになるための
遅れるわけにはいかないだろう
甘い毒で死ぬほど溶かしてやろう
もっと、もっと奥まで注ぎ込み
禁じられた知恵をこの俺の牙で与えよう