歌手:寺島拓篤
专辑:《停電少女と羽蟲のオーケストラ 「集真愛 / 一輪花 - 散リ逝ク君ヘ。」》

作词 : 二宮愛/江幡育子
作曲 : 黑川陽介


ああ その赤く覗かせた肉 抉り
もう なにもかも亡くせば 赦しは 得られますか
ああ 脈を打つ暖かい右手 離せずに
そう 思い出を巣食うように ただ 死噛み付く

苦しくて 苦しくて どうすれば楽になるのねぇ
息をして 息をして 息をして
呼吸止めた 痛みから 融けて 伝わる 熱

色や形を変えて 声は 不意に不規則に 咲いて
深く もっと深く 塞いだ穴突き破ってく
「生きる理由探すより 一度くらい笑ってみて」
...また、聞こえる

ああ その名前 産まれた意味さえ 置き去り
ああ 一人きり 舟に乗る 背中 見送くった
ふと開いた 唇が 身勝手に呟いた
ねぇ 愛してる 愛してる 愛してる
意味は知らなくてもいい やっと分かった
色や形を持たず 空を切り裂いて 咲いた花が
早く もっと早く うるさいほどに 急かすけれど
笑顔見せる自分など 想像できないから 無理だよ
意地っ張りな性分は 直らないかもしれない
そんな自分を まだ嫌いでいて

色や形が変わっていても すぐに見つけられるから
雨に濡れるたびに 破れた夢 描き出せる
そして命は 廻るために 儚く散ってゆくけど
足りないもの 継ぎ足して
歩き出せれば いつか笑えるかな