可視光線 作词 : 小林私 作曲 : 小林私 指の隙間から零れ落ちてくものさえ今は愛せるから 巡る眼差しがどこで意味を持っても構わない 歩く道なりに近頃は見つけるものもなくなってる 誰かが蹴っ飛ばして丸くなった石ころ 営みのなかで染まってく色と 夜に奪われた光、あるいは諦めた誓い 例えるならそんなものが 指の隙間から零れ落ちぬように今、瞬きも躊躇ってる 一つきりの光も今なら満ち足りて眩しいから その手伸ばした先、見えないものを今、掴んで 帰り道すがら吹いた風のなかに君の声を聞いた いつかの涙拭ったはずの頬に一筋の冷たい線を感じた 明け方確かめた痛み、目の奥でまだ煌って眩しい 例えるならそんなものが  空の晴れ間には失くしたものさえ今見えたような 一つきりの束の間も風を集めてこの手に 指の隙間から零れ落ちぬように今、瞬きも躊躇ってる 一つきりの光の線も満ち足りて眩しいから その手伸ばした先、見えないものを今、掴んで