千載不磨の夜明け前 千載不磨(せんさふま)の夜明け前 遙かなる時空の中で3十六夜記/藤原泰衡(cv鳥海浩輔)&語り:銀(cv浜田賢二) 真白き鎧 繕うように 銀花を受ける 冬枯れの地平 永訣の朝を 待ちわびるか 飛簾を宿し 吹きすさぶ天 感情より理性こそ 尊きもの それでも尚 首を捨てて一を守る いざ 闘いとは勝つより他 道などはない 厳風さえ従者として 瓢風を剣として さあ 神だろうと魔であろうと 渡す気はない 千載不磨となれ 跡形よ [銀]そして 我が主は [銀] 風の彼方へと歩いてゆく 泡沫人は ふいに倒れ 金は主 失くすのだろう 飛んだ血潮は 書を描くか 閉じた瞼に 瑠璃色の空 嘆きなど憂いなど 愚かなもの 非情なまま 命賭けて一を守る いざ 闘いとは強さの他 意味などはない この鼓動を凱歌として この誇り盾として 行け 神だろうと魔であろうと 譲りはしない 千載不磨となれ 本懐よ [銀]見渡す限りの雪の地平に 不動の漆黒の一点。 [銀]天花さえも降り積もることを許さない その装束。 [銀]氷点下の空に挑む 孤高の黒き鷲。 [銀]我が主の行く道を 私も行きましょう。 [銀]この戦場の果てまで… いざ 闘いとは強さの他 意味などはない この鼓動を凱歌として この誇り盾として 行け 神だろうと魔であろうと 譲りはしない 千載不磨となれ 本懐よ