薄明の空 朝がゆい タナトス 首筋をよぎる 揺蕩うい 水母と星空の別れ 口づけを背に ふるえあう 夜 見上げた 遥 薄明の空 朝がゆい タナトス 爪先をおよぐ 生ぬるい クオリア 浴槽をみたす 目くるめく まばゆい 幻光の街で 恍惚に怯える 私から告げた 永久の漣 日の入りを背に 想いでは 遥 薄明の空