幾千の夢の終わり 幾千の夏のその先へ Fly in the air 穏やかな潮風 束の間の朝凪 明かるる日と共に薄れゆく双星 朝には目覚める夢 涼しげな社の 木に僕は登った 今の僕には空はまだ遠すぎて あの夏の日と同じ 見えぬ白翼 飛べぬ黒翼 いつかは大気に広げてゆく 君は笑ってて 僕がそばにいる 幾千の夏のその先へ Fly in the air 澄み渡った青空 銀色に差す日影 南風が吹き 揺さ振れる草原 君とともに見る夢 清い小河原で 君とずっと遊んだ 時が残した心を縛る魔法 そんなもの気にせずに 鮮やかな単衣 褪せた蝉衣 僕らは終わらぬ旅路を往く 君は笑ってて 僕が迎えにゆく 幾千の時代を越えてでも会いにゆく 君はどこにいる? 僕は分からない でも感じている同じ空気 君は笑ってて 僕がそばにいる 幾千の夏のその終わりへ Fly in the air