てのひら [00:29]昔は膝を抱えていた 寂しがりの女の子 てのひらにある温もりだけを がむしゃらに握り締めてた 緋色に染まる日々を送って [00:59]夢見てた 帰れる場所を てのひらにある宝物は 広げると露と消えた [01:19]ここで見送るしかできない 離れていった 星は流れて [01:32]誰かに呼ばれた気がして 差し伸べられた手に涙ぐむ [01:55]頼られること信じること 最初は少しぎこちなくって [02:07]任せられてる仕事だけでも 精一杯やってみせます [02:18]古びた門と 鉄臭い如雨露と 痩せこけた 草だけの庭 [02:31]これが私の宝物と胸張って言えるように [02:44]今はこんなに幸せだと 置いてきた自分に 微笑んでみる [02:58]不意に涙がこぼれても 拭ってくれる人がいるから [03:38]へたくそな口笛吹いて ささやかな演奏会を 紅茶に染まるセピア色した アルバムに残そう [03:59]増えていくページに この思い出をそえて [04:07]肩並べ見る月は ありきたりでも輝いていて 追い越した星に笑って くしゃくしゃに顔を濡らしてる 抱えきれない宝物 ここが私の帰る場所だよ [04:41]あの時 掴みそこねたものは てのひらの中に確かにある [04:58]頼られること信じること もう迷うことはないよ [05:10]任せられてる仕事以外も 精一杯がんばります