fly 作词 : ピクセルビー 编曲:ピクセルビー 「ラジオをゼロにあわせて。天使(てんし)の歌声(うたごえ)が指(さ)し示(しめ)す場所(ばしょ)で、ボクはキミのものになる……」 凍(い)てついた星空(ほしぞら) 遠(とお)い日(ひ)の雪解(ゆきと)け 蒼穹(そうきゅう)に還(かえ)りゆく 追憶(ついおく)の譚詩曲(Ballad) 古(ふる)びたラジオを、ただゼロにあわせる 流(なが)れ出(で)る歌声(うたごえ)は 祝福(しゅくふく)の幻想歌(げんそうか) その声音(こわね)は花(はな)のように その吐息(といき)は霧(きり)のように たおやかに咲(さ)き誇(ほこ)り 僕(ぼく)らに浸透(しんとう)していく この世界(せかい)でたったひとり 生存(せいぞん)する天使(てんし)の血族(けつぞく) 柔(やわ)らかに紡(つむ)ぐ天使語(てんしご)は、はばたくように響(ひび)き渡(わた)る 繰(く)り返(かえ)す再生(さいせい)は 希望(きぼう)への跡先(あとさき) 地(ち)に空落(そらお)ちるなら この旋律(せんりつ)で迎(むか)えよう 僕達(ぼくたち)は魅了(みりょう)する 天上(てんじょう)の歌声(うたごえ) 夕闇(ゆうやみ)に見(み)る幻(まぼろし)は 空(そら)に舞(ま)う白(しろ)い翼(つばさ) 旋律(Melody)はどこに向(む)かい 消(き)えてゆくのだろう? 最後(さいご)まで聴(き)いていたい。 叶(かな)うなら 現実(げんじつ)と夢(ゆめ)が溶(と)けて ひとつになる瞬間(とき) 僕達(ぼくたち)は、一筋(ひとすじ)の風(かぜ)になる 『現実(げんじつ)は夢(ゆめ)の中(なか)に。そして幻想(げんそう)もまた、夢(ゆめ)の中(なか)へ溶(と)けてゆく。 天使(Angel)の言語(ことば)は、銀色(ぎんいろ)の月(つき)に反射(はんしゃ)した。 優(やさ)しく、ココロの奥底(おくそこ)へ、語(かた)りかけるように……』 色(いろ)あせる輝(かがや)き 逝(ゆ)きし世(よ)の面影(おもかげ) 蒼穹(そうきゅう)に還(かえ)りゆく 幻想(げんそう)の蜃気楼(Mirage) 繊弱(ひわ)やかなセンテイスの指(さ)し示(しめ)した道筋(みちすじ)には 七色(なないろ)に煌(きらめ)いた 虹(にじ)の橋(はし)が架(か)かってる すぐにだって飛(と)んでいける この旋律(Melody)の向(む)かう場所(ばしょ)まで 柔(やわ)らかに紡(つむ)ぐ天使語(てんしご)は、誘(さそ)うように響(ひび)き渡(わた)る 厳(おごそ)かな夕凪(ゆうなぎ)は 終(お)わりへの餞(はなむけ) 世界(せかい)が朽(く)ちるなら この旋律(せんりつ)と迎(むか)えよう 思春期(ししゅんき)の僕達(ぼくたち)は 天上(てんじょう)の言葉(ことば)に 導(みちび)かれるように高(たか)みへ 羽根(はね)広(ひろ)げ空(そら)を目指(めざ)す 旋律(Melody)はどこに向(む)かい 消(き)えてゆくのだろう? 最後まで聴(き)いていたい。 叶(かな)うなら 現実と夢(ゆめ)が溶(と)けて ひとつになる瞬間(とき) 僕達は、一筋の風(かぜ)になる 「あらゆる場所で、少年少女達が不審な死を遂げていた。 高所からの連続飛(と)び降り自殺。 まるで空を飛ぼうとするかのように、背中に羽根があると錯覚したかのように。 識者はその症状を天使病と呼称。原因は、未だ不明とされる」