安眠誘導II さ、このまま深い眠りに落ちていこうね あなたのこと、抱きしめていであげる 撫でていてあげる あなたの望むごとをしてあげる 私に合わせて、呼吸していてね 吸うで、吐いで×2 人と狼は昔から密接な関係を育ん出来たの それは物語であり、諺であり、戒めでもあった あなたを眠りに導く私は、送り狼 だから決して、もう振り向いてはダメよ 今から百数えるど、あなたは深くで、気持ちのいい眠りに落ちていきます、それでお終い、あなたは今夜のことを全部忘れでしまえよ そんな顔しないで、人と狼は近付き過ぎるはいけないの じあ、数えるよ 1~10 全身の力が抜けで、すうっと体が落ちていく 11~20 堕ちる、堕ちる、体が落ちていく 21~30 徐々に意識が落ちていくよ、堕ちる、堕ちる、意識が落ちていく 31~40 引っ張られるように意識が落ちていく、気持ちいい、気持ちいいね 41~50 もっと気持ちのいい場所送ってあげるからね、私を信じて、私を感じて? 51~60 背中から抱きしめてあげる、でも、振り向いじあ、ダメだよ、私の温もり、体の感触、気持ちいいでいしょ 61~70 暗闇の中をあんたは歩いていく、想像して、想像して 71~80 深い眠りに向かって、落ちていく、大丈夫、私が導であげるから 81~100 お休みなさい。