出会い あら、あなた、人間よね こんな時間に、この迷いの竹林をうろついでるだなんで、褒められだごとじゃないわよ 迷子、なのかしら? 私?私は今泉影狼、これでも立派な妖怪なんだから 疑うのなら、この耳ど尻尾に触れでもいいのよ。 いや、やはりダメ、あなたいま、変なごと想像しだでいしょ えっ、そんなごとない?ふん…まあいいわ、信じであげる。 それで、あなたは?あなたの名前、教えでじょだい? それで?どうしでこんな所にいだの? 眠れなくで歩いでだら迷うじゃっだ? もう、バカね、このまま遭難して、永遠に眠ることになでも知らないだから っで、冗談よ、そんな顔しなくでも、大丈夫。 ねえ、どうする?あんたに選ばせであげる、何っで、そのまま帰るか、ここで眠でいくか 好きの方を選んでいいのよ、どっちにしでも、ちょっと怖い思いはしちゃうかもしれないわね だってあなた、面白いですもの、大丈夫、 ちゃんっと身の安全は保証するわ、私は狼だもの 帰るど言うのなら送っであげるし、眠っでいくなら傍にいであげる でもほら、見てご覧なさい、綺麗な月よ、 ちょっと散歩していきましょうか、選ぶのはその後にでもいいでいしょ、さ、いらしゃい