DREAMLESS きみのとなり、眠り続け ぼくは夢を見る 今年もあっという間に花が散り、雪が降り それを見て溜息をつく間もなく 明日をなぞる 名前を与えられず、ただ循環するだけの「生」 それだけで美しいというのに、ぼくたちはまだ名前で縛りつけ合う あぁ…熱くも冷たくもない涙が肌を這う 重力に逆らうこともできず、ぼくから離れてく 自分らしくって一体なに?自分も分からないこのご時世 らしさって何処にあるんだい?…それが分からないんだって! きみのとなり、眠り続け ぼくは夢を見る 夢はいずれ覚めると誰かが囁くんだ そんな夢のない話、つまらないからやめて おとなたちは皆言う、そんな子供じみたこと止め 現実を受け止めなさいとかって…ぼくたちの名前を勝手につけて呼ぶ あぁ…重たい靴を履き、厚い服を着せられてる 望まれるのは思考停止、言いなり、おざなり、止まらない ピーターパンになりたいわけじゃない 別に駄々こねたいわけじゃない ただ寒い夜ぐらいきみの傍、居させてほしいだけなんだ たとえ、どんな結末でもきみと居れるなら 乗り越えられるよ あぁ…だから、このまま、きみの傍に居たい