花夢月 「花夢月」 原曲∶さくらさくら ~ Japanize Dream... from 東方妖々夢 文章∶櫻井アンナ / 編曲∶六弦A助 宵闇に月明かり 薄桃色の花 頬染めて酌み交わす ヒラリ舞い落ちた花弁浮かべて 不意に巻き起こる風とともに 現れた今宵の宴の華 舞い踊る花、夜空を染め月さえ隠すほどに舞う 月影麗し それを眺めしつきのウサギ、羨ましくて跳ね回り 月は穴だらけ 明星が瞬きし薄明かりの空に 曙を知らす鳥 澄んだ声で一つさえずれば 煌く太陽が照らし出す 幻想に染めし花、全てを染めた 舞い踊る花、そこに一人寂しさが胸を掬う つむじ風に乗せて運ぶ花の色 それを見送る私一人、花はこんなに艶やか 光が強ければ影もまた探し 大空かける姿は皆美し それだけが真実と見誤りて 知らぬ幸せ知る苦しみ常に隣りあわせに有り それもまたをかし そして舞い散る花の色は今宵もまた変わらぬ色 宵闇に隠し… 溶かした影は夜空を染め月さえ隠すほどの色 新月に同じ 回れ回れ時と運命よ真の夜明けの一片 今宵開かれる 【 おわり 】