人殺しヴィレッジ 絶対的な価値観を植え付けられた世界では 少しのズレされ許されないものだ 隅々まで整備された法の下に、 僕は人としての尊厳さえ奪われている 幸や不幸、喜怒哀楽すら必要としない 考える必要すらない世界がそこには広がっている せめて今、人として自由の名の下に 僕は僕らしさを求めたくて だけどこの世界には行き場はどこにもない 悪戯に過ぎ去った日々が嘲笑う 僕は“処刑台”という名のこの場所から 愚かな人々に自由を訴えている ここには確かに“自由”が存在する 僕は人としての尊厳を取り戻すのだ この世界に神という存在がいるとするならば それは集団心理という名の悪魔とも言えるだろう せめて今、人として自由の名の下に 僕は僕らしさを求めたくて 曝け出す感情は、この退屈な世界を変えたいわけじゃない ただ、僕でいたいだけ 僕は革命家ではない ただ、僕は僕でいたいだけ せめて今、人として自由の名の下に 僕は僕らしさを求めたくて 僕は今、自由への扉の前に立ち この腐りきった世界にさよなら