bye bye blue bird 歩道橋から見下ろした交差点で 蒼い鳥を探した彼女は 誰かの肩とぶつかって転んでしまった 赤い血さえ流れなくなったよ 差し出した手を簡単に握った彼女は 馬鹿みたいに大人のふりして 悲しい顔で傷跡を並べ不幸自慢 ごめんそれはどうでもいいから 全部太陽のせいで そんな理由じゃ笑えなくて 退屈しのぎに悲しむだけ 最低だって笑ってくれ そんな理想が誰にとって救いになるのか教えてくれ bye bye blue bird 歩道橋から見下ろした交差点で 蒼い鳥を探した彼女は 追いかけるように消えてった 赤い空が広がっていた 取り残されたような気分さ 週刊誌を捨てるように 簡単に忘れていく 失い続ける 僕らはまだ そして何食わぬ顔で交差点に消えていく 点滅が終わるまでの5秒 bye bye blue bird