雨音のボレロ 作词 : 松田晋二 作曲 : Chris Meyer/Masaya Wada 雨の音が ボレロのように 傘を叩くよ 歩道にひとり 心にまで 染み込んでくる その旋律がとても虚しい 湿る瞼の先を へッドライトが寂しく横切る 君という名前の 幸せを尊く思う 失くして初めて分かったんだ 頬をつたったしずくが後悔に溶けてく 水溜りに映り込んだ あの日の君の背中は遠く 痛すぎるほど優しかった 頷くだけが精いっぱいで 僕が言えない代わりに さよならを切り出してくれたんだね おどけて笑った 君の瞳(め)に映った僕は 自分勝手な男だったよね 隠せなかった幼い弱さを許して もう一度 君という名前の 幸せを尊く思う どれだけの雨粒に打たれたって 散ることのない 眩しい 僕だけの花なんだ 君のもとへ 愛を届けに行くから 例えどんな未来が待ってても 揺らぎはしない まっさらな想いを捧げよう