アマイ カゲ 会いたい心はポッカリと浮かんで 空回る糸すっかりちぎれた 目を凝らし堪えきれぬほどの速さは掴めない 急速に足りない 噛みしめ味わった錯覚で全て 感じ取る手一杯に満たす 流れるあの場所へ 傷あわてて舐めて癒す ひるんだ空を見たいのはアマイカゲ 音掴む手 肌に吸い付く感触は やりきれない切なさをも遠ざける 震えたあの言葉 影さえぎる 肩越しに揺らいで見える風が 来る朝に涙見えてもふたりはたつ 見守った道通り過ぎるまで 思い焦がれて 探させずに居た夢のありか 音震わせ抱き合って感じるときを 爪の先まで夜は待ち遠しい