月のうた 窓に切りとられた夜空を 君も見上げているのだろうか 星と星を線でつないで 指でなぞる 「形の見えない星空へ 連れてって」 ここから叫ぶ叫ぶ「僕の声」が あなたの夜を照らす月になるように まぶたに隠す 涙の跡 泣き顔より悲しく見える 笑顔が 一人の夜に耳を澄ませばぶつかり合う 「夜空に落ちた 涙の音が 聞こえる」 そこから叫ぶ叫ぶ「君の声」が 一人の僕を照らす月になるから あなたが泣いた 泣いた 涙の音が 一人の僕がうたう意味になるから ここから叫ぶ叫ぶ「僕らの声」が 僕らの夜を照らす月になるから 夜空に落ちた 落ちた 涙の音が 僕らの夜を照らす月になるから