やさしさの種子 淋しいときには ぬくもりを探し 遥かにたどるよ 懐かしい記憶を 母が愛し子を腕(かいな)に抱いて 日だまりの中で子守歌を歌う 夢路に遊ぶ幼子の頬に 妖精がつくる幸せのえくぼ 夢から覚めても笑みを残してく そんなやさしさの種子が心にある 張りつめた心 ほどいてあげたら やさしさの種子をひとつ蒔いておこう やがて芽を出し 蕾はほころぶ 美しい場所を心に持つなら いつかは誰もが澄んだ青空を 思い切り高く自由に羽ばたける 自由に羽ばたける その胸に花を咲かせて