半透明アラバスタ 作词 : 釈P 作曲 : 釈P 拾われた結晶が 僕の手に乗せられた 大事に包んで 壊さぬようしまい込む 柔らかな街に とめどなく降り注ぐ 小さい背伸びで 粉雪に舞い降りた 聡明なら 透明なら勇敢に飛び立つ 運命なら 混迷すら呼ぶよ 光雲から 存在した白く清らかな アスファルトを照らし晴れる 朝 半透明な石膏 多角形を整える 形が決まらず そのまま風になった 想像なら 構想なら散々と刻んだ 空想なら それでもいいよ 動揺した鼓動 今鎮めるために 僕はまた冷たい雪に 消ゆ 呼吸を止めた三秒間 僕は見た 白く埋まる世界は今 光を通す 白が赤から透明へと変わる 僕の色に君の色が混ざる様 何か創り出そうとしても すべては記憶の中の風景 拾われた結晶が 僕の手に乗せられた 大事に包んで 壊さぬようしまい込む