紅涙にしづむは供人の憂い (CYTOKINE Remix) 作词 : やまざきさやか 作曲 : ZUN 暮れ六つが消えてく 長い影もやがて消えてく 踊る戌の刻に あの人はまだひとり眠る 赤い彼岸の花 揺らしてかわたれまだ気ままに 軋む愛と情も 跳ねる靴の音にかすれて 消えていく 位置感覚損なう朔日 ニイニイぜみふと恋しくなった 散心してる 欲しがり始める 呼んでみても返りはしないのに 五里霧中の入口はどこに ろくろくたるヨイノホシ越えて 糸竹も詩もこぼれるほど集め 蓮の糸 久遠に結んだ 引け四つが響いてうつつの夢醒めて消えてく 長い夜の途中あの人はまだひとり眠る 赤い彼岸の花 揺らしてかわたれまだ気ままに 軋む愛と情も 跳ねる靴の音にかすれて 消えていく ひとりごと 触れて 蜜の ような いつの指で 無境に 泣く 約束 壊れそう まだ ひとり眠るあの人を 包む見えない繭 ふれてそっと開いてみてみたい でもよりそうたび 増えていく 肌と肌の隙間 埋められない いくども重ねても ただむつごとにもどこか似た 甘さと淋しさにながされてく 小さな部屋の中 まだやみは深く いくえにも 重なりつらなって こぼす涙 静かに溶かしていく 暮れ六つが消えてく 長い影もやがて消えてく 踊る戌の刻に あの人はまだひとり眠る 赤い彼岸の花 揺らしてかわたれまだ気ままに 軋む愛と情も 跳ねる靴の音にかすれて 消えていく