紅葉 並木を抜けて歩いたあの日 忘れられない秋の色 のばした手に届きそうで 掴めない鏡の中 透きとおるガラスのようなタマゴ 触れるたび命の火を灯してく 満ちてゆく心の色 紅く染め上げて ただ想いの強さを響かせたい 子供の頃に交わした言葉 誰かのために差し出す手 前に向かい進む強さ 弱さがあると知った日 絡み付くいばらの付ける傷が 歩くたび私自身を試すの 弱さが罪ならば 胸を刺す痛みに耐えて ただ優しくありたい 満ちてゆく心の色 紅く染め上げて いつかはこの想いを伝えたい